和名:チビクワガタ
学名:Figulus binodulus
大きさ:11〜15.5 mm
採集できる季節:6〜9月
採集できる場所:このチビクワガタは、奈良教育大学の吉備塚古墳にあるクヌギの朽ち木(くちき)や図書館裏のサクラの倒木(とうぼく)の中からとれました。10 mm くらいです。小さいのでクワガタとはあまり思われていないようですが、れっきとしたクワガタのなかまです。

説明:サクラ、シイ、クヌギなどのくち木のなかにもぐって生活しています。

本州(ほんしゅう)の中部地方より南です。四国(しこく)や八丈島(はちじょうじま)、九州(きゅうしゅう)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • 黒色でつやつやしている。
  • 眼縁突起(がんえんとっき:眼をまもる突起)は、眼を完全におおっている。
  • 頭楯(とうじゅん)は、2つの歯のかたち。
  • 大腮(おおあご)は、♂♀ともにみじかく、先の方が上を向いている。
  • 前胸背(ぜんきょうせ)には、まん中に一本のみぞがある。
  • 上翅(じょうし)には、小さな点刻列があり、たてスジをもつ。
  • 小楯板(しょうじゅんばん)は、細長くとてもちいさい。
  • ♂♀を見分けるのはむずかしい。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑II (甲虫編)北隆館

小学館の図鑑NEO昆虫 小学館